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保育園着はどう選べばいい？基本の考え方を押さえよう
保育園に通い始めると、日々の服選びに悩む家庭は多いものです。園によってルールが異なったり、動きやすさや洗濯のしやすさが求められたりと、「保育園着」は家庭用の服とは少し選ぶポイントが違います。
毎日使うものだからこそ、扱いやすくこどもも快適に過ごせるアイテムを選びたいところ。まずは、保育園着を選ぶ基本から押さえていきましょう。
動きやすさが最優先
保育園では走る・登る・転がるなど、身体を思いきり動かす場面がとても多いため、動きやすさがもっとも重要なポイントになります。ストレッチ性のある素材や、シンプルなデザインの服は引っかかりにくく安心です。
逆に、飾りが多い服や固い生地は動きを妨げたり、ケガの原因にもなるため避けたほうが安全です。
洗濯に強い素材を選ぶ
保育園着は毎日洗濯するもの。砂遊びや給食の汚れ、汗など、とにかく汚れやすいため、洗ってもへたりにくい素材を選ぶと長持ちします。
綿100％は肌ざわりが良く人気ですが、乾きにくいこともあるため、綿とポリエステルの混合素材も扱いやすい選択肢です。
着替えやすさ・脱ぎやすさも大切
自分で着替えをする練習が始まる年齢のこどもにとって、服の着脱のしやすさはとても重要です。首元が伸びやすいTシャツやウエストがゴムのズボンなど、ひとりで扱いやすい作りのものを選ぶことで、こどもの自信にもつながります。
園によっては、“前後が分かりやすいデザイン”を指定しているところもあるため、事前に確認しておくと安心です。
安全面もしっかりチェック
長い紐やフード付きの服は、遊具に引っかかったりお友だちが掴んでしまったりする危険があるため、多くの保育園で禁止されています。購入するときは、紐やフードがないシンプルなデザインを選びましょう。
また、ボタンやビーズなどの装飾が取れやすい服も誤飲の危険があるため避けるのがベストです。
季節別に見る“保育園着”の選び方とおすすめアイテム
保育園着は季節によって必要な素材や枚数が大きく変わります。特に汗をかきやすい時期や着込みすぎて動きにくくなる時期など、季節ごとのポイントを押さえておくと準備がスムーズになります。
春・秋：重ね着しやすいシンプルな服が便利
気温差が大きい春と秋は、薄手の長袖Tシャツやスウェット、レギンス・ズボンなどの調整しやすい服が便利です。体温調節がまだ得意でないこどもでも、重ね着しやすいアイテムだと快適に過ごせます。
・薄手の長袖Tシャツ（3〜5枚）
・レギンス・ズボン（3〜5本）
・軽いカーディガンや羽織（1〜2枚）
夏：汗を吸って乾きやすい素材が大活躍
汗っかきのこどもにとって、夏の保育園着は特に「吸汗性」と「速乾性」が重要になります。綿素材は肌ざわりが良いものの乾きが遅いため、汗をよくかく子にはポリエステル混合のTシャツも扱いやすい選択肢です。
・半袖Tシャツ（5〜7枚）
・ハーフパンツ（3〜5本）
・汗取りパッド（汗かきさんに便利）
冬：防寒より“動きやすさ”を優先
冬の保育園着は、防寒を意識しすぎると動きにくくなってしまうため、重ね着で調節できる服が最適です。園庭遊びもあるため、外では上着を着て、室内では薄手の長袖で動きやすく過ごせるような工夫が必要です。
・裏起毛ではない素材の長袖Tシャツ（3〜5枚）
・スウェットやトレーナー（2〜3枚）
・動きやすい厚みのズボン（3〜5本）
・フードなしの上着（1枚）
靴・靴下の選び方も大切
保育園の外遊びは走る・跳ぶなど動きが激しいため、靴はサイズが合っていて、かかとがしっかりしているものを選ぶことがポイントです。マジックテープタイプだと自分で履きやすく、先生の負担も軽減できます。
靴下は滑り止め付きのものでも、園によっては滑りやすくなるため避けるよう指示されることがあります。園の方針を事前に確認しておきましょう。
園によって服装ルールが違う点を把握しておく
保育園によっては「キャラクター服NG」「フード付き禁止」「スカート不可」など、独自のルールが設定されている場合があります。入園説明会やしおりでチェックしておけば、無駄な買い物を防ぐことができます。
園の先生に相談すると、「この時期はこういう服が便利ですよ」と教えてもらえることも多いため、気軽に聞いてみると安心です。
毎日の支度がラクになる“保育園着”の工夫と準備リスト
保育園生活はとにかく忙しく、朝の支度や洗濯、名前つけなど、保護者の負担は少なくありません。少しの工夫で毎日の準備がぐっと楽になるため、取り入れやすいアイデアをまとめました。
名前つけは「貼るだけ」「スタンプ」を活用
保育園ではほぼすべての持ち物に名前を書く必要があります。手書きでは時間がかかるため、アイロンシール・ノンアイロンシール・お名前スタンプなどを活用すると大幅に時短になります。
特に洋服は洗濯で頻繁に傷むため、粘着力の強いシールやタグにつけるタイプがおすすめです。
“保育園着専用収納”を作ると迷わない
朝の支度をスムーズにするためには、保育園着だけをまとめた収納スペースが役立ちます。Tシャツ・ズボン・靴下などを種類ごとに分けて引き出しに入れておくだけで、「何を着せよう？」という迷いが減ります。
こどもが自分で選べる配置にしておくと、着替えの練習にもつながります。
汚れてもOKな“予備服”を多めに確保しておく
週の後半になると洗濯が追いつかない家庭も珍しくありません。予備服を多めに用意しておくと、急な汚れや園からの「着替えがなくなりました」コールにも慌てず対応できます。
目安としては、トップス5〜7枚、ボトムス3〜5本ほどあると安心です。
こどもが気に入る服を1〜2着混ぜると抵抗が減る
毎日シンプルな服ばかりだと、こどもが「これがいい！」とお気に入りを主張することもあります。そんなときのために、キャラクターや色柄の服を1〜2着混ぜておくと、気持ちよく着替えてくれることが増えます。
ただし、キャラクター服NGの園もあるため、必ず事前に確認しておきましょう。
天気や気温を見ながら前日にセットしておく
朝はバタバタしがちなので、前日の夜に翌日の服をすべてセットしておくと負担が大幅に減ります。気温に合わせた長袖・半袖の調整や、靴下・下着までまとめて置いておくと迷わずにすみます。
雨の日や外遊びの日はスペアを多めに持っていくなど、事前に備える余裕も生まれます。
まとめ：保育園着は“機能性”と“扱いやすさ”が最重要
保育園着は、家庭用の服とは違って「汚れる・動く・毎日着る」が前提となるため、動きやすさや洗濯のしやすさがとても大切です。シンプルで扱いやすいものを基本にしつつ、こどもが気持ちよく過ごせるような素材やサイズを選ぶと、毎日の支度がスムーズになります。
無理なく続けられる工夫を取り入れながら、親子にとって快適な保育園生活を作っていきましょう。
